2・配信中に映ったチャットルームのチャットがポリシー違反に該当した。
このケースについて考える。
とある仮想通貨交換業者のチャット欄を映して配信していたため、そこに個人情報や有害で危険なコンテンツに関するポリシー違反の内容が書き込まれた。
ただこの場合、一通目のメールによる警告止まりのハズである。同様に複数回の場合でも、二通目、三通目が届いてないとやはり辻褄が合わない。この他に重大な違反がないと、チャンネル削除までは至らないではないだろうか。
3・非公開でアップした動画に著作権侵害のおそれがあるものがあった。
男は個人ライブの配信を非公開で投稿していた。その動画にはBGMが使われていて、それが著作権侵害に当たり、チャンネル削除された。
知らない方もいるかもしれないが、実は非公開で投稿しても著作権違反になるのだそうだ。誰も見ないし聴かないしいいのでは?と思いがちだが、手違いですぐに全世界に公開される恐れがある状態に置かれるため、たとえ非公開でもYouTubeにアップロードした段階で著作権違反になる。
しかしこの場合は有害で危険なコンテンツに関するポリシーではないので、一通目のメールには該当しない。第一に男のもとには非公開でアップロードした段階で、そのような旨のメールがYouTubeから届いていた。
・動画についてなんらかの対応や削除の必要はありません。
という表記を確認し、アカウントステータスには常に気を配っていた。
考えれば考えるほどわからないのである。
とある人とLINEでやりとりするときにそのことを伝えると、親切にも調べてくださった。
1のケースに該当したのではないかとのことである。
さらに捜査をすすめていくうちに、YouTubeのこういった審査は人の目とAIで行われているということがわかった。また、昨今の情勢を鑑みてYouTubeでは人を減らしAIの比率を上げている。そのため誤った審査が増えることをYouTube側も認めているそうだ。
男はすでに異議申し立てを行っていた。さながら気分は十津川警部だ。
なんでも再審査で認められない場合はほぼ復活は絶望らしい。このときは隅々まで審査されると思われるので、日頃から健全なYouTuberライフを送るべきだと痛感した。男は国民的人気YouTuberの道が絶たれた可能性に絶望し、食欲減衰で2日で700g痩せた。
そしてついにその日が来た。
無実がようやく証明された。せっかくの土日がどんよりとした気分になったが、とりあえずは胸をなでおろした。それにしても、「アカウントを復元しても問題ない」とか、文面がちょくちょく上から目線なのはピクッとする。相談に乗ってくださった方、こういった情報を発信してくださった方にはこの場を借りてお礼を申し上げます。ありがとうございました。
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