2024年12月7日 ユーロドルとドル円のチャート分析

FX

【ユーロドルのチャート分析】

・下図は月足

【おさらい】

上昇トレンドの終盤に出来た大きな変則ダブルトップのターゲット値はネック分さげる計算なので、0.8600付近までの下落を示唆しています。

また、かつての長期サポートだった茶色線の1.1640が今度は長期レジスタンスにサポレジ転換するかどうかどいうところまで差し掛かっています。

逆に上昇する場合は、直近高値である1.2555を超えると長期下降トレンド終了と見ていいと思います。週足レベルでも、かつての長期サポート1.1640を超えて、1.1640を再びサポートできれば、長期下降トレンドは黄色信号と言えます。

戦略例)1.2555越えにストップを置いて、0.8100付近をターゲットにショートエントリー

いずれにせよ、このままですと0.8600近辺を目指すと思います。

・下図は週足

・レジスタンスは1.1275、1.1490、1.1640、1.2320

・サポートは1.0330、0.9530、0.8200

・現状は1.0448と1.1275のレンジを下にブレイクしたか?

今週は先週の下落後の狭いレンジでした。

戦略例)様子見or戻り売り。

今週は下落後の戻りも下げも鈍い、狭いレンジの一週間でした。

週足レベルですと下ヒゲも長く、はっきりブレイクしたとは言いづらい終わり方でした。こういったブレイクしたかどうか悩ましいときがあります。そういったときはブレイク後の値をもう一度更新できるかどうかで決まります。言い換えると、今度更新するときはマーケットのコンセンサスが得られることになります。

移動平均線の形状や戻りの鈍さ、月足のバイアス等を考慮すると、どこかで止まって戻り売りが入ってくるかなと見ています。

レンジが1年以上続いているので、相当パワーが溜まっていると思います。これだけパワーを溜めて上に行くと1.25も視野に入ってきそうですし、下に行くなら0.9530を目指しそうですが、さてさて…。

・下図は日足

年初来安値を新たなサポートにして修正してます。それまでのサポートだった1.0448を一度ブレイクしたことで黒線に降格しています。

安値圏のレンジ上限候補のピンク線を、金曜の米雇用統計で超えましたが、上ヒゲをつけて戻していますので、この程度だとまだこのあたりがレジスタンスとして意識されていると思います。

戦略例)戻り売り

1.12台からの反落で上昇パーフェクトオーダーの形状が崩れて下降パーフェクトオーダーが完成しました。日足以上はすべて下降パーフェクトオーダーの形状で揃いつつあります。このまま下がるのか、一旦戻るのか注目です。

現状は4時間足レベルの直近高値である1.0610のピンク線手前で止まっています。超えた場合は米大統領選高値の1.0940近辺をターゲットにしそうですが、EMA25やEMA75近辺では戻り売り圧力も出てきそうです。現状はピンク線+EMA25がレジスタンスになっています。

レンジブレイクの予兆は実体の小さいローソク足が頻出し、移動平均線の片側に沿って乗っかるような感じになり、やがて大きなローソク足が頻出してレンジをブレイクするのがセオリーです

今回の場合はレンジ上限から陰線連続で一気に割ってきました。

12月はファンドトレーダーがいなくなって、大相場でもない限り年内は終了といった感じ。成績の悪いクビがかかったトレーダーだけが居残りで一か八かで動かしてくるので、ボラタイルな値動きになりやすいのが通例です。

【ドル円のチャート分析】

・下図は月足

【おさらい】

緑線のディセンディングトライアングルのようなレンジを上方ブレイク後上昇し、介入で152円で止まってその後の押しが、それまで何度も止められていた126円を↑矢印マークのところでレジサポ転換しています。

161.95円まで上昇。ここを新しいレジスタンスに設定します。ここを超えると200円台まで真空状態で、どこで止まるかわかりません。円安トレンドが続く場合、どこまで買い上げられるかファンドのチキンレースとなりそうです。

戦略例)126円に引き付けて126円割れにストップを置いてロング。

月足だけですとショートはまだ逆張りです。最低でも126円を大きく割り込まないとトレンド転換したとは言えません。ショートをする場合は短期足でトレンド転換した場合や、レジスタンスを超えたところにストップを置いてショートが戦略となりそうです。

また、126円は長年レジスタンスだった場所なので、相当強いサポートを担っていると思われます。割れた場合はドテンすればいいぐらいの気持ちで、その時の下落の勢いにもよりますが126円付近ではロングするのも良いと思います。

・下図は週足

・サポートは139.57円、126円。

レジスタンスは161.95円。その上は200円台まで真空。

移動平均線は全体的に上向きながら、ここにきて方向感がなくなってきています。

上昇トレンドの直近安値の140.25円を割れたので、週足レベルでの上昇トレンドは終了しました。

今後は139円ー162円のレンジに入るか、月足で見た場合には126円→140円前後でサポートを切り上げてく可能性もあります。

レンジに入る場合はどのあたりがレジスタンスになるか、サポートになるかを早く見切るのが重要です。今週の下落で156.75円が新たなレジスタンス候補になりつつあります。

個人的にはこのあたりで一旦レンジになってパワーをためたほうが、次の大きな動きが出やすいと思います。

また、160円付近まで上昇してダブルトップのようなチャートを作れば、あとは介入で下がってもやりやすいみたいな展開もありそうです。

12月は基本的にトレンドが出づらいので、昨年同様1月から上半期のトレンドが出るかもしれません。

・下図は日足

戦略例)様子見or戻り売り

149.38円を下回って148円台まで下落しました。直近安値だったピンク線の151.29円が短期的にサポレジ転換しています。ここを超えてくると157円台が、超えない限りは底探しで再び148円台まで下落しそうです。

レジスタンスもサポートも間隔があいているので、値動きが速くなるかもしれません。

話は変わって、為替介入が行われると規模にもよりますが、3円から5円前後の円高に振れます。

ファンダメンタルズ的にはアメリカや主要各国が利下げフェーズに入っているのに対して、日本だけは利上げターンに入っているので、ドル円ショートでコンセンサスが得られていると思います。

とはいえ去年も年初は、日本はマイナス金利解除に踏み切る+米国は年内4回利下げと言われていたのに、ドル円は年初の141円から162円まで大幅な円高になりました。

ファンダメンタルズだけでトレードして何度も痛い目にあっているので、気をつけたいです。

日銀が本気で円安トレンドを終わらせにくるのであれば、月足で126円付近に近づいたときにドル売り円買い介入をして126円を大きく割ることです。

【トレードアイランド 口座状況 先週のトレードなど】

今週は+14万円でした。

12月はファンドの査定に入らないため、11月までで一旦相場は終わり、決算に向けてポジションを閉じてくる傾向にあります。そうなると今年中にレンジブレイクは難しそうと読んでいましたが、ストップを巻き込んで下落しました。12月は極力様子を見て、1月からユーロドルショートを売り増ししていきたいです。

DMMに30万円入金して内緒でスキャルピングしています。今週プラス5万円。

今年現在、DMMマイナス1万、GMOマイナス17万。

現在のポジはユーロドルショート35枚、ドル円ショート10枚。

それでは今月もがんばりましょう!

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