頸部ジストニアの症状が出てから二ヶ月半が過ぎた。
先週あたりから、わずかにだが改善が感じられた気がする。
これまでは右に曲がった首と顔をそのままにしておくと、さらに右に旋回しようとして、イタタタタとなることがあったのだが、それがなくなったように思われる。
これまでの症状のひどさを100とすると、90か80ぐらいになった印象だ。
前回の報告からこれまでに行ったことは対症療法ということで、「楽な姿勢」「マーメイドポーズは極力取らない」を心がけて、食生活も健康志向のものを取り入れてきた。体重は73キロから69キロまで落ちた。
前回血液検査で引っかかった悪玉コレステロール値が高いのに対して、なるべく卵や乳製品や油を避けるようにと言われたが、これが避けられないような感じになってしまったので、そこだけが気がかり。
ここで気になったことが一つある。
果たしてこれは本当にジストニアなのか?
ジストニアの動画を見てると皆、首が常時動いている。自分の症状は右に勝手に向くだけで、前をむこうとしなければ首は右を向いたままおとなしいのだ。
そもそもジストニアは10万人に10~20人ほどと言われている。年末ジャンボならそこそこの当選金が貰える確率である。
これはただ筋を痛めただけではないのか?
のうげ(脳外科)の先生に相談に行こうと思った日に症状が少し改善されたので、行くのをやめたのだ。
仮に首を痛めただけでもおそらく療法は今と同じになるっぽいし、また血液検査とかするのも面倒だしで現在に至る。
痛いの痛いの飛んでいけ。
第四話・完