人狼ゲームをご存知でしょうか。基本的に村人陣営と人狼陣営に分かれて、所属する陣営を勝利に導くゲームです。思考の流れや構築されたロジックやパッション、相手に自分の考えをにわかりやすく伝える技術が、議論の中で展開されていく様は、さながら一本の映画のようでもあります。そんな面白いゲームですが、一部の層でしか流行っていません。その理由を、自分なりに考察←してみました。
1・専門用語が多い
CO、PP、RPP、GG、村スラ、確白、完グレ、グレラン、ベグ噛み、グッジョブ、ギドラ、霊ロラetc…。これらの言葉を初めて聞いた人はちんぷんかんぷんです。野球やサッカーであれば細かいルールはあるものの、ホームランやゴールを決めれば点が入るみたいなのは視覚的にもわかりやすいです。ただ人狼ゲームの場合は話についていけなくなります。
2・遊べる場所が少ない
対面人狼の場合、人狼ハウスと呼ばれる場所が全国にいくつかあります。そこではスタッフさんを始め、他の人達と人狼をすることができます。しかし、そういったお店以外でいざやろうと思っても、快適に遊べる環境はほとんどないのが問題です。
3・遊べるひとがいない
友達を誘っていざやろうとしても、基本的には大人数を必要とするゲームですので、みんなの都合や時間を合わせて遊ぶのは難しいです。学生なら時間はとれるかも知れませんけどね。
4・同じ価値観の人がいない
そこで、アプリを使ってスマホやPCで人狼ゲームをすること機会が増えてくるのですが、そこでも人の数だけ考え方があります。自分は楽しくやりたいだけなのに、ガチで遊びたい人がいると議論中でも意見が食い違いから水掛け論になったりします。荒らしも居たり、通信機器やアプリの不具合などから、快適に一戦やろうとするとおそらく1日やって1ゲームあるかないかだと思います。
5・一戦が長い
9人村だと1時間前後、10人以上だと1時間から1時間半はかかります。気楽にちょっと一戦だけというにはやや長いと思います。
6・暴言が多い
価値観の違いや、自分の意見がみんなに受け入れられないと暴言を発するひとがとても多いです。頭悪いとか、◯ねとかそういった類の言葉を生配信中によく見かけました。これはあくまで自分の価値観ですが、ゲームをする最大の目的は楽しむことだと思っています。いくら勝ちたいからと言って、暴言を吐いた時点で楽しくもなんともない、ただただ不快な思いをするだけです。それが人狼ゲーム=不快と思わせる一つの要因かも知れません。
7・ゲームの性質が日本人に合わない
人狼が村人に紛れて、村人をミスリードさせる行為がいわゆる人を騙す行為と捉えられ、人を騙すのは良くない!といった日本人気質の考え方がどこかにあると思います。逆に自分の意見が抹殺されると、さながらいじめにあったかのような気持ちになり、泣き出すこともまれにあります。そういった性質から避けられているかも知れません。
8・一度話を聞きそびれたり見逃したりすると、話についていけなくなる
1時間近く議論展開して、霊能者や騎士COとかして盤面を大きく変えても、その瞬間を見逃してしまうと視聴者は話についていけません。視聴者としてもれなく楽しむためには、最初から最後まで気を抜かずに見る必要があります。
ぱっと思い浮かぶ限り挙げてみましたが、人狼ゲーム自体は自分はとても好きなので、ネットで動画をよく見たりしています。
・まとめ
人狼ゲームが流行るにはこれらの問題点を改善していく必要があると思います。そのためには人狼の演者、情報やサービスを発信する人はとても注意すべきだと思います。こう言ったら相手は傷つくかも知れない、怒らせてしまうかも知れない。こうしたら人狼ゲームがもっと面白くなるだろうとか。
初日に真占いへの襲撃が通ってしまうと、村は一気に崩壊のピンチです。ただここで、グッジョブを出せば逆にチャンスとなりえます。人狼ゲーム流行るには、今はまさに、グッジョブを出すときなのかも知れません。
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