療養シリーズ 第四話・疑惑

痙性斜頸(頸部ジストニア)療養シリーズ

頸部ジストニアの症状が出てから二ヶ月半が過ぎた。

先週あたりから、わずかにだが改善が感じられた気がする。

これまでは右に曲がった首と顔をそのままにしておくと、さらに右に旋回しようとして、イタタタタとなることがあったのだが、それがなくなったように思われる。

これまでの症状のひどさを100とすると、90か80ぐらいになった印象だ。

前回の報告からこれまでに行ったことは対症療法ということで、「楽な姿勢」「マーメイドポーズは極力取らない」を心がけて、食生活も健康志向のものを取り入れてきた。体重は73キロから69キロまで落ちた。

前回血液検査で引っかかった悪玉コレステロール値が高いのに対して、なるべく卵や乳製品や油を避けるようにと言われたが、これが避けられないような感じになってしまったので、そこだけが気がかり。

ここで気になったことが一つある。

果たしてこれは本当にジストニアなのか?

ジストニアの動画を見てると皆、首が常時動いている。自分の症状は右に勝手に向くだけで、前をむこうとしなければ首は右を向いたままおとなしいのだ。

そもそもジストニアは10万人に10~20人ほどと言われている。年末ジャンボならそこそこの当選金が貰える確率である。

これはただ筋を痛めただけではないのか?

のうげ(脳外科)の先生に相談に行こうと思った日に症状が少し改善されたので、行くのをやめたのだ。

仮に首を痛めただけでもおそらく療法は今と同じになるっぽいし、また血液検査とかするのも面倒だしで現在に至る。

痛いの痛いの飛んでいけ。

第四話・完

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